「5W2H」をシッカリと伝える習慣(岡田副会長)

 

 

愛媛県経営者協会副会長 岡田 克志
(㈱エス・ピー・シー 代表取締役社長)

 

 この度、愛媛県経営者協会の副会長を拝命いたしました、(株)エスピーシー代表取締役社長の岡田克志でございます。微力ながら本協会のお役に立てるよう努めて参りますので、よろしくお願いいたします。
 (株)エスピーシーと地域情報誌「タウン情報まつやま」は、2025年4月で50周年を迎えます。出版社として、雑誌でもWEBでも、読者やユーザーに興味を持って貰い、気になる情報を正確に伝える工夫を続けてきました。情報を正確に伝えるには、When(いつ)、Where(どこで)、Who(だれが) What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)の「5W1H」のフレームワークで要素のモレを無くす事が大切です。文章は「5W1H」によって趣旨が明確になり、「起承転結」や「PREP法」などの構成で興味深い記事となり、読者との間に良好なコミュニケーションが生まれます。
 一方、ビジネスシーンでの円滑なコミュニケーションにも「5W1H」の意識付けは有効です。最初にキチンとした指示が無いと、間違った作業や、やり直しなどの無駄が発生してしまいます。「あれやっといてね」「わかりました」「あれ出来た?」「え、急ぎだったんですか?」「あれどうなってる?」「こんな感じでやってます」「こういう要素も入れて見て」「え、今からですか?」
 こういった無駄を無くす為に、「5W1H」に、ビジネスに不可欠な「how much (いくらで)」を加えた「5W2H」を伝える事で、スタッフの時間を奪う無駄を無くす事が出来ます。
 今後、人材不足は益々深刻になります。コミュニケーションのミスマッチを無くす小さな労力は、業務効率の改善や時短という大きな成果に繋がります。お互いの意思の疎通を図る為にも「5W2H」を繰り返し伝える意識を心掛けたいと思います。
 今後も、最良のコミュニケーション戦略で、地域の活力を引き出し、地域の発展と向上に貢献出来ればと考えています。引き続き、ご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。