経営者・管理職のための女性活躍推進セミナーを開催しました

 令和7年11月25日、当協会女性リーダーズクラブの主催で、ライフシフト・ジャパン株式会社の大野誠一代表取締役CEOをお招きし、経営者・管理職のための女性活躍推進セミナーを開催しました。
 大野様は、「人生100年時代」をワクワク楽しく生きていける「ライフシフト社会」を創りたいということで、そういった生き方を個人が実践できるよう会社はどのように変わっていくべきかについて今後の方向性を考えたときに、「カイシャ・トランスフォーメーション=KX」というキーワードで、昭和モデルから脱却できない“カイシャ”を壊し、人生100年時代にふさわしい“会社”を作ることを提唱しておられます。
 セミナーでは、これからの企業経営を取り巻く2大潮流として、1つ目に2040年には1,100万人の労働力が不足する人材供給制約社会となることが、2つ目に人生100年時代の到来が挙げられ、採用が今よりも楽になる“未来”はもう来ないことから発想の大転換が必要であること、モノ・カネがあっても“本当にいい会社”にしかヒトは集まらず、ヒトが集まらない会社は淘汰されること、「人生100年時代」では長くなる人生をワクワク生きることができる会社にしかヒトは集まらないことから一人ひとりの「人生」と向き合う会社が求められること、“ヒト”は会社の持ち物ではなく個人が貢献したくなる会社にしか未来はないことが述べられました。
 そして、これからの企業に求められるのは社会課題解決イノベーションであり、そのためには解決すべき「不」(課題:不安、不満、不便など)を発見するのが近道であり、発見する“目”は多い方が良いことから、社員とともに考え、全社員の能力を結集して総力戦で解を探索する「“人”が主役の会社」が求められているとのお話がありました。
 女性リーダーズクラブ会員、当協会会員企業のほか、多くの会員以外の方にもご参加をいただき、盛会となりました。