理事会、勲章受章祝賀セレモニー及び春季講演会を開催しました。
2025.02.19
お知らせ
令和7年2月19日(水)に当協会の理事会、勲章受章祝賀セレモニー及び春季講演会を開催いたしました。
理事会においては、令和6年度の1月末までの事業実施状況や収支執行状況について中間報告を行ったほか、令和7年6月4日(水)開催予定の定時総会等についてご審議いただきました。
理事会終了後、昨年の秋の叙勲で旭日小綬章を受章された田中会長の祝賀セレモニーを開催し、出席者全員で祝意を表しました。
三原副会長が会員を代表してお祝いを述べた後、記念品を贈呈いたしました。また、田中会長からもお礼のお言葉をいただきました。
セレモニー終了後、経団連の 藤原 清明 専務理事を講師にお迎えして、2025年春季労使交渉における経営側の基本姿勢についてご講演いただきました。
講演においては、今後重視すべきは、付加価値の最大化に軸足をおいた取り組みであり、企業においては、近年急速に発達している生成AIなどの新たな産業構造変革への対応を進めるとともに、人への投資を強化し、働き手のエンゲージメント向上に取り組むことが求められているとして、外国人、女性、障がい者などを含む様々な人材の個性や能力に着目し、適切にサポートして、働き手個々人のパフォーマンスを最大限に高めることで、生産性の改善・向上につなげる視点が不可欠であること、そして、人口減少が進む中、深刻化する労働力問題への対応に当たっては、多様な人材による労働参加の拡大と能力開発等を通じた活躍の推進という「量」と「質」の両面からのアプローチが欠かせないとのお話がありました。
また、日本全体の賃金引き上げの気運醸成のためには、中小企業の構造的な賃金引き上げが不可欠としつつも、連合の6パーセント以上という要求水準は高いと言わざるを得ないこと、各企業労使は、建設的で健全な労使交渉の促進に資する目標を設定し、その実現に向けて真摯な議論を尽くして適切な結論を出す責任がある旨のお話もありました。